防犯コラム

防犯チェック 戸建住宅編

 

戸建住宅の防犯対策としてチェックしていただきたい点をご紹介いたします。
ご家族の安全を守るため、対策が必要な箇所があれば早々のご対応をおすすめいたします。

玄関ドア

 

■鍵穴はノブと別にありますか?
ノブの中心に鍵穴がある錠は破壊や開錠に弱いので鍵穴とノブが別の錠に交換しましょう。
さらに防犯性を高める為に、補助錠を取り付けて1ドア2ロックにしましょう。

 

■ドアとドアの隙間から閂(かんぬき)は見えていますか?
隙間から閂が見えていると、バール等でこじ開けられる可能性があるので、隙間を隠す「ガードプレート」を取りつけましょう。

 

■ドアには2つ以上の鍵がかかりますか?
錠が2つ以上ついていれば、侵入に要する時間も2倍以上かかります。
泥棒は侵入に手間のかかる家を嫌がりますので、「1ドア2ロック」を心がけましょう。
賃貸住宅の場合は管理会社や大家さんに相談しましょう。

 

■丁番は3つついていますか?
丁番を壊されるとドアが外れてしまいますので、丁番は3か所につけましょう。
外開きのドアは丁番が室外側に露出しており、泥棒に攻撃されやすいので、ドアボスをつけましょう。丁番は軸心が抜けないものを使用しましょう。

 

■ドアに郵便受けがありますか?
ドアに郵便受けがある場合は、郵便物差し入れ口から手を差し込まれたり、郵便箱を外されてサムターン回しの被害に遭うので、手が届かない位置にサムターンがあるか確認しましょう。また、室内を覗かれないように蓋が付いているか確認しましょう。

 

■ドアチェーンはありますか?
来訪者にはドアチェーンを掛けた状態で応対しましょう。
また、ドアチェーンは切断される場合もありますので、フック状のドアガードに交換しましょう。付いてない場合は早めに取り付ける事をお薦めします。

 

■ドアスコープはありますか?
ドアスコープとは、ドアを開けずに来訪者を確認できる広角レンズです。
宅配業者や勧誘業者を装う不審者も多くいます。来訪者には「どちら様ですか?」と聞いて確認しても、不安がありますので、ドアスコープを付けて確認した後に応対する事をお薦めします。

 

■門灯はありますか?
夜間は玄関廻りを明るくして不審者の侵入を警戒しましょう。

掃き出し窓

 

■引き違いサッシにはクレセント(レバーを回転し、掛け金をフックに掛ける形で2枚の窓を固定する締り金具)以外に補助錠がついていますか?
引き違いサッシの召合わせ部分にはクレセントが付いています。
しかし、クレセントは部屋の気密性を高めるための締まり金物で、錠ではありません。
ガラスを破壊して手を差し込み、クレセントを外す手口が多く、クレセントだけでは高い防犯性は望めません。侵入されやすい箇所には補助錠の設置をお勧めします。補助錠はクレセントから離れた位置、しかも作業しにくい上または、下に付けます。

 

■窓の近くに庭木や塀がありますか?
庭木が茂り過ぎていたり、塀が高く見通しが悪いのは泥棒が隠れる場所になり、危険ですので外から見える状態にすることをお薦めします。

 

■掃き出し窓に、雨戸やシャッターはついていますか?
窓の中でも一番狙われやすいのが掃き出し窓です。
雨戸・シャッターなどを付けておくことをお薦めします。敷居が木製の場合は、ドライバーやバールなどで雨戸を外されやすいので、『外れ止め』用の金具を付けましょう。雨戸を閉めた時は雨戸に付いている上下の錠(サルまたは止め金具ともいいます)を必ず掛けて下さい。シャッターの場合、後付けにするなら上げ下げ式開閉タイプでスラット(シャッターの戸の部分)を下ろすと自動的に施錠される構造のものをお薦めします。

 

■破壊に強いガラスを使っていますか?
窓からの侵入手口は、ドライバーやバール等でガラスを割る「打ち破り」、サッシ枠とガラスの隙間をドライバーでこじる「こじ破り」等、いずれもガラスを破壊する手口です。対策として複層ガラスに金属膜を入れた防犯ガラスをお薦めします。

門扉や塀

 

■門扉の錠は外から手の届かない位置にありますか?
門扉の錠は、外からは手の届かない位置につけましょう。
 

■塀の見通しはいいですか?
見通しが悪いと敷地内に侵入した不審者を発見できません。 庭の木々も茂り過ぎると周囲からの見通しを妨げますので見通しが良くなるように心掛けましょう。

 

■塀は柵やフェンスとなっていますか?
隣家との間にある塀などは、2階への足場になってしまう場合があります。
柵やフェンスなどを設置して簡単に敷地内に入れないようにしましょう。

トイレ・浴室や高いところの窓

■窓の位置は見通しのいいところにありますか?
泥棒は見通しの悪いところから侵入します。窓のサイズが小さかったり、位置が高かったりすると防犯に対する配慮がおろそかになりがちです。
高窓にも補助錠をつけて、ほんのちょっとの外出でもカギを掛けるように心掛けましょう。

 

■窓には面格子等がついていますか?
「面格子を付けているから大丈夫」という油断は禁物です。
ものによっては簡単に外されてしまいます。例えば、既製のアルミ面格子は、多くがリベットまたはビス止めなので、強く引っ張ると簡単に外れます。
また外付けの場合にはドライバーで取付けネジを外されてしまいます。
面格子破りを防止するには、次の点を注意しましょう。

 

(1)取付けにはできるだけ長いネジを使用し、下地材にしっかり固定する。

(2)ネジ止めによる外付けの場合には、ネジの頭をつぶし、接着剤などで固定する。

 

■破壊に強いガラスを使っていますか?
窓からの侵入手口は、ドライバーやバール等でガラスを割る「打ち破り」、サッシ枠とガラスの隙間をドライバーでこじる「こじ破り」等、いずれもガラスを破壊する手口です。
対策として複層ガラスに金属膜を入れた防犯ガラスをお薦めします。

二階の窓と バルコニー


 

■足場になるものは周りにないですか?
2階だからといって安心はできません。泥棒はいろいろなものを足場にして侵入してきます。以下の項目をチェックしてみましょう。

□ 出窓の屋根・ひさし
□ バルコニーの支柱
□ 塀
□ 雨樋
□ 物置き
□ 給排水管
□ 駐車場の屋根
□ エアコンの室外機
□ 背の高い樹木

 

泥棒はどんなものでも足場にします。
2階の窓にも補助錠を取り付けるようにしましょう。

 

■バルコニーの腰壁は、見通しがいいですか?
バルコニーの腰壁は、身を隠すことができない格子状のものが理想的です。荷物などでも隠れないように、見通しが良くなることを心掛けましょう。

台所等1階のドア

■1階の玄関以外のドアは見通しのよいところにありますか?
玄関にくらべると防犯に対する配慮がおろそかになりがちなため、
下記の内容をチェックして下さい。

 

□ 鍵穴はどこに付いていますか?□ すき間から閂(かんぬき)が見えていませんか?
□ 補助錠が付いていますか?
□ 丁番(ちょうつがい)はいくつ付いていますか?
□ 郵便受けは手を差し込めない大きさですか?
□ ドアの材質は丈夫な材質ですか?
□ ドアチェーンなどが付いていますか?
□ ドアスコープは付いていますか?
□ 門灯は付いていますか?

 

しっかりチェックして玄関と同様の設備を取り付けて下さい。

駐車場・車庫

■駐車場や車庫は周囲から見通しのよい位置にありますか?
車の盗難、住宅への侵入を防ぐため、見通しの良い環境を心掛けましょう。

 

■駐車場や車庫の屋根が、上階の窓への足場になっていませんか?
泥棒はどんなものでも足場にします。駐車場や車庫がバルコニーや2階へ上がる足場になる場合があるので、設置場所に注意しましょう。

物置きや 室外機、庭

■庭木は剪定していますか?
庭木が茂りすぎると見通しが悪くなり、敷地内に侵入した不審者を発見できなくなるので、庭木は剪定しましょう。

 

■物置きや室外機が上階の窓への足場になっていませんか?
泥棒はどんなものでも足場にします。物置きやエアコンなどの室外機がバルコニーや2階へ上がる足場になる場合があるので、設置場所に注意しましょう。

 

■共用玄関以外の共用出入口は自動施錠機能(扉が閉まると自動的に施錠する機能)
付きのオートロック扉ですか?

居住者や来訪者以外の人の侵入を抑止することができ、カギの閉め忘れも防ぐことができますのでオートロック扉をお勧めいたします。共用玄関と同様に、共用出入口のオートロックも完全な防犯ではありません。居住者と同時に入館する場合がありますので、見知らぬ方には声掛けをする事が大事です。

 
 

カギに関するご相談は日本ロックセキュリティ協同組合加盟店で承ります。
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