近年、インターネットで見つけた鍵修理業者に法外な請求をされたというトラブルが後を絶ちません。特に「生活救急系サービス」などのサイト経由で呼んだ業者で多く発生しています。
その業者、本当に実在する店舗ですか?
問題になっているのは、店舗を持たない「無店舗業者」が多いと言われています。私たち業界でも、彼らの実態を正確に把握するのは難しいのが現状です。
広告費が高額 → そのぶん請求も高額に?
生活救急系サービスのサイトは、年間で数億円規模の広告費をかけていると言われています。そのため、実際の作業料金が見積もりよりも大幅に高くなるケースが多発しています。
もし高額請求されたら?
最初の見積もりと全然違う金額を請求されたら、支払いを断れることもあります。事前に予算の確認をしても「現地で作業してみないと金額は分からない」と言われ、結局言われるがままに支払ってしまう人も少なくありません。さらに、急なカギのトラブル発生で心に余裕がない場合は冷静に質問できない方も多いのではないでしょうか。
トラブルを避けるために今のうちにできること
<地元のカギ屋さんを事前にチェックしておきましょう>
普段から、家の近くの信頼できるカギ屋さんの連絡先を調べておきましょう。地元にお店を構えているということは、地域で信頼されて営業できている証拠です。全国加盟店検索から当組合の加盟店を調べられます。いずれも信頼できる鍵取扱業者です。
<夜間のトラブル時は「待つ」選択肢も>
夜間のトラブルであっても、車内や宿泊施設で朝まで待てるなら、生活救急系サービスの業者ではなく翌朝に地元の店舗へ連絡する方が安心です。
深夜にインターネットで探した怪しい業者に高額を払うより、ホテル代の方が結果的に安く済む可能性もあります。
どうしても夜間すぐに対応してほしいときは?
やむを得ず、夜間に業者を呼ぶ場合に注意していただきたい点です。
◆作業前にしっかり料金交渉する
◆可能であれば会話内容を録音するなど証拠を残す
◆実際に請求された金額が事前に聞いていた予算と大きく違う場合は、その理由をしっかり聞いて納得してから支払う
納得できないまま支払いをしてしまうと、返金はまず期待できません。
できるだけ冷静に対応するようにしましょう。