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特集年頭の辞

三宅勇雄

2026年(令和8年) 年頭あいさつ

日本ロックセキュリティ協同組合
理事長 三宅 勇雄

 あけましておめでとうございます。2026年の新春を迎え、謹んでお慶びを申し上げます。
最初に2025年7月5日から6日にかけて起こった九州北部豪雨で被災された皆様の心よりお見舞い申し上げます。この記録的な大雨により、福岡県、大分県の両県では、死者37名、行方不明者4名の人的被害の他、多くの家屋の全半壊や床上浸水など、甚大な被害が発生しました。加えて水道、電気等のライフラインの他、道路や鉄道、地域の基幹産業である農林業にも甚大な被害が生じました。また、発災直後には2,000名を超える方々が避難生活を送ることになりました。
当組合では熊本支部の組合員2社が、床下浸水の被害に遭われました。日本は災害大国です。困った時こそ助け合わなければなりません。今後は災害時に組合員同士が助け合うお見舞金制度等も整備して、助け合える仕組みをさらに進めて参る所存です。

28年の歴史と伝統ある日本ロックセキュリティ協同組合の理事長を拝命し、8年が過ぎようとしております。周知のとおり当組合は、錠取扱業界国内唯一の内閣総理大臣認可を受けた団体です。当組合では全国を10ブロック47都道府県支部(北海道4・東京10)に分けて全国組織として組合員の社会的・技術的地位向上活動として平成18年度より「日本ロックセキュリティ協同組合社内検定(錠施工技師)」実施し、804名の3級・2級・1級の錠施工技師を輩出し、一方で一般社会の安全に関わる啓発活動を行っております。平成13年度に「我が家のカギを見直すロックの日」と制定して、警察庁にもご協力頂き全国で一斉にイベントを開催しております。
昨年は、全国10ブロックと沖縄支部の11カ所でブロック大会を従来通りに行い、現地に赴くことが出来ました。二上・内田両副理事長や川俣専務理事と協力し、全ての会合に臨席しました。私は、東北・九州・近畿・四国・東京ブロック大会に参加しました。各地区様々な創意工夫を行い、多くの賛助会員にご協力頂き、ミニ展示会も開催するなど大いに盛り上がりました。新製品紹介や組合員による倫理講習・懇親会等様々な取組が行われ、組合の定款にもある組合員同士の相互扶助、組合員のために必要な共同事業、経済的地位向上などに結びつくような有意義で楽しい会合となりました。

おかげ様で賛助会員が大手企業を含め、57社となりました。この数字は当組合の組合員が高い倫理感と錠施工・電気・ネットワーク作業までこなせる技術力を持ち、さらに全国ネットにも対応する実力があると認知されている期待の現れと感謝しております。日本における「もっとも信頼できるロックセキュリティ施工のネットワークインフラ」だと自負しております。
昨年に続き今年度も、事業方針における組合のコンセプトを「個からチームへ」と致しました。「2025年4月13日から半年間開催されて大盛況だった大阪万博EXPO2025」、「大阪市で開設が検討されている都市型リゾート(IR)」、「増え続けるインバウンド需要」など、益々進化していくグローバル化の流れに伴い、市場からカギの修理・交換・取付はもとより、電気錠システム・ネットワークの設定など高いレベルでの知識や技術を求められます。そのニーズに組合員の得意分野を活かし、「地域が1チーム」となり対応して参ります。
 具体的には、今年も以下の目標実現に向けて、尽力する所存です。
1 社会的地位の向上の為の「しかまるプロジェクト」の推進です。まずは日本標準産業分類の登録を目指します。
2 組合員の増強です。「1会員1社」を目標に実施して参ります。
3 JL認定の「電気錠施工技士」(仮称)の検討に向けプロジェクトチームを発足します。
4 ブロック大会充実の為の賛助会員によるミニ展示会の開催です。
 設立より29年目を迎えた弊組合は、その歴史と伝統を重んじつつ、新しい時代のニーズにより変革をすべき時だと考えております。闇バイトにより多発する強盗に対応した第1から第4警戒線を設定した鍵・防犯カメラ・センサーを活用した防犯対策・電気錠システム・入退室管理システム・AIやIoTを活用した鍵はもとより家電の操作までできるスマートホーム・ネットワークやスマートロックの設定と高いレベルでの知識や技術力が求められ、それに対応できる組合員の所へ仕事が集中していくことが予想されます。業界の未来を担う若手の組合員や各社の従業員が夢をもって仕事に打ち込める体制を作る為にも、共同購買事業・防犯広報事業・教育情報事業の3委員会並びに青年部会に権限をできるだけ委譲して、若手の活発な意見交換と活動により、組合の変革スピードを上げて、推し進めていく所存です。

2019年5月24日に東京都港区で行われた組合創立20周年記念式典の席で、来賓としてご挨拶頂いた当時の菅官房長官が翌年、総理大臣を約一年間務められました。その記念式典におけるご挨拶の中で「日本は世界で一番安全・安心な治安のいい国、皆さんの協力もあり、国全体の治安は良くなっている。(中略)一致結束し地域の安全・安心の為にご活躍することをお祈り申し上げる。」とのありがたいお言葉を頂戴し、感動しました。弊組合は、本年も地域の安全・安心に強く必要とされる存在(インフラ)となり、定款にもある組合員の経済的地位の向上と組合員同士の相互扶助が実現される取り組みを未来へ繋ぎ、業界が発展していけるよう一歩一歩前進して参ります。
 結びに関係各位の本年における益々のご発展とご健康をお祈りするとともに、本年も尚一層のご支援・ご協力を賜りますようお願い申し上げます。

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